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引継ぎを終えた店の仕事はえらく暇。 今まで私は毎日忙しく何をしていたのだろう? 「絶対買わないなあ、この人」と思う人にも親切丁寧に接客。心にゆとりがあるとこんなに人に優しく出来るのね、とシミジミ思う。 とっちらかっていたPOPの分類箱を作る。こういうチマチマした仕事が私はとても得意で楽しい。 あまりにも暇なので(他のスタッフはバタバタと仕事をしている)、グラスをピカピカに磨きながら昨日のテーマ「何故私は人の顔を覚えられないのか?」についてボンヤリ考える。生を受けて三十余年、一度もちゃんと原因を考えたことがなかった。しかし考えると答えは出てくるものだ。暇というのは、人に優しくさせるだけでなく無駄な思考もさせてくれる。 私は、人をパーツで見ていない。「私は○○フェチだ」と嬉々として自分語りをしあう現場によく遭遇するが、私には明らかなそれがない。切れ長の目だとか、手が美しいとか、背が高いとか、そういうところよりも、「いい人そう」か「いい雰囲気」か「着こなしがいい感じ」で記憶する。 そんな感じなので、「この人ちょっと素敵だな、これはもしかして恋?」と思っても、後でその人の顔を思い出せなかったりする。顔が思い出せないと妄想が出来ないもんだからだんだんと記憶が薄れていき、次に会ったときに髪型や服装の雰囲気が変わっていたりするとすっかり誰だか分からなくなってしまう。 恋多き人は、きっと人の顔をきっちり記憶できる人だ。でもって家に帰ってからその人の顔を思い浮かべてニンマリするのだ。いいなあ。 今日、二十歳そこそこであろう男の子が店に来て、きっと彼女への贈り物であろうシルバーのリングをオーダーしていった。それはそれはタッキーレベルの、手のグーくらいしかないような小さくて可愛らしい顔をした男の子だった。彼が帰ったあと、「見た?今の子すごーく可愛かったー」と他のスタッフにも報告した。 そして今、その顔が、グーの大きさだったことしか思い出せない・・・
by coton71
| 2005-12-05 23:12
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